免疫力とは・・・
免疫力とは「疫(病気)を免れる力」のことです。私たちの周囲には、さまざまな異物が存在します。目に見えない細菌やウイルス、毒素などは中でも危険な存在。体内に入り込んでしまうと、病気の原因になって体を弱らせ命に関わることもあります。
免疫はこのような異物を排除し、私たちの身体を守るために、なくてはならない仕組みです。そして、免疫が働きやすく病気になりにくい体を維持する力が免疫力です。
免疫力が低下すると・・・
・ウイルス・感染症などにかかりやすくなる
・肌が荒れる
・アレルギー症状(花粉症・アトピーなど)が生じやすくなる
・下痢をしやすくなる
・疲れやすくなる
免疫力を高めるために・・・
1.適度な運動をする
2.ぐっすり眠る
3.栄養バランスを大切に
4.入浴で身体を温める
5.おもいっきり笑う
6.腸内環境を整える
腸内環境を整える食品
1.腸の好物「食物繊維」を毎食摂る
食物繊維には、水溶性食物繊維と不溶性食物繊維があります。海藻や果物に多く含まれる水溶性食品は、善玉菌のエサとなり腸内環境を整えます。一方、きのこ類や野菜、芋類などに多く含まれる不溶性食物繊維は、便の排出をスムーズにし、腸の健康、便秘の改善に作用します。
2.うまみのもと「グルタミン酸」が腸に効く
グルタミン酸には、小腸を強くする働きの他に、脳の活性化や高血圧の改善、アンモニアの解毒作用・利尿効果などもあります。グルタミン酸を多く含む食材には、昆布・かつお節・イワシ・しいたけ・トマト・チーズ・緑茶などがあります。
3.「発酵食」で植物性乳酸菌を届ける
特に代表的な善玉菌である乳酸菌には、悪玉菌を減らして善玉菌を増やす作用があります。植物性乳酸菌の多くは生きて腸に届き、腸内環境を改善し、強い腸を作ります。植物性乳酸菌を多く含む食品には、ぬか漬け・納豆・みそ・酢・甘酒など日本古来の発酵食品が代表的です。
4.「豆」を食べて腸内細菌を増やす
食物繊維を多く含む豆類を活用して、善玉菌を増やして免疫力を高めましょう。特に含有量が多いのが黒豆・インゲン豆・小豆・大豆・エンドウ豆などです。
5.肉・魚・卵・大豆で免疫抗体を作る
たんぱく質は、人体の皮膚や筋肉、髪などを作る主成分で、免疫抗体も作られます。植物性と動物性たんぱく質をバランスよく摂りましょう。
6.ビタミンCでストレスに対抗
ストレスは免疫力を低下させる要因のひとつですが、それに対抗するために欠かせない栄養素がビタミンCです。心拍数・エネルギー代謝などを調節して、ストレスに対抗する力を強める「アドレナリン」の材料となります。ビタミンCを豊富に含む食材には、ピーマン・ブロッコリー・カリフラワー・キャベツ・トマト・柑橘類・キウイフルーツ・ベリー類などがあります。
参考文献:医者が教える免疫力を上げる食事術、腸内細菌と健康、きのこの成分と効用
免疫力を高める食事
腸の働きをよくする食物繊維、ビタミン、ミネラルが豊富に含まれている、
大豆ときのこを使って免疫力をアップ!
舞茸の栄養も逃がさず、大豆、牛肉をプラスして
野菜たっぷりのサラリとしたカレーに麦入りご飯でさらに食物繊維をアップ!
舞茸と大豆入り野菜たっぷりカレー
【材料 分量(4人分)】 玉ねぎ 1/2個 人参 1/4本 かぼちゃ 1/6個 ニンニク 1片 舞茸 1/2袋 オリーブオイル 大さじ1 牛肉ミンチ 120g 水煮大豆 120g 水 750cc ■ 調味料 *ウスターソース 大さじ1/3 *とんかつソース 大さじ1/3 *ケチャップ 大さじ1/3 *醤油 大さじ1/3 カレールウ(市販)20g ■ 麦入りご飯 (2合) もち麦 50g (0.5合) 精白米 225g (1.5合) 水 420cc
【作り方】
1.玉ねぎ、舞茸、ニンニクは粗みじん切りに人参、かぼちゃは1㎝角に切る
2.大き目のフライパンに牛肉ミンチ、玉ねぎ舞茸、人参、かぼちゃを
オリーブオイルで炒める
3.鍋にフライパンで炒めた材料を入れ、水と調味料を入れ、蓋をして煮込む
*調味料は好みで調整する
4.あくをとり、水煮大豆とカレールウを入れ煮込む
5.皿に麦入りご飯を盛りつけて、出来上がったカレーを添える
エネルギー 605㎉
タンパク質18.6g 脂質25.3g 炭水化物86.3g 食物繊維8.0g 食塩2.5g
免疫力を高めるための生活習慣