日本人の平均座位時間は7時間。世界最長です。これはシドニー大学などの研究機関の調査で分かりました。足の筋肉は人体の約7割を占めます。長時間座り続けることで、血流や筋肉の代謝が低下し、腰痛はもちろんのこと、心筋梗塞、肥満、糖尿病、がん、など健康に害を及ぼす影響が懸念されます。
WHOの発表では、喫煙は世界で500万人以上、飲酒は300万人以上、座りっぱなしによる死亡リスクは高まり、年間で200万人の死因になると言われています。今や座り過ぎも、喫煙や飲酒と同じように健康リスクを脅かす問題の1つとなっています。
対策
*日常の中で動く事を意識しよう~30分に1回は立ち上る~
・用事がある時はメールや内線を使わずに歩いて行く
・小まめにプリントやコピーを取りに行く
・立ってミーティングをする
・立つことを促してくれるアプリを活用する
*自宅での過ごし方
・テレビを見る時、スクワットやかかと上げをしながら見る
・CMになったら家事をする
・ネットショッピングよりも買い物に出かける
・本は一章読んだらストレッチをする
・イスをバランスボールに変える
どうしても座っていることが多くなる昨今です。
仕事や趣味に熱中するのもいい事ですが、
健康を考えたら30分に1回は立ち上る習慣をつけましょう。