<禁煙のススメ3>その知識、間違っていませんか?

換気扇の下で吸ってるから大丈夫!

うちでは吸わないから大丈夫!

という声をよく聞きますが、本当に大丈夫なのでしょうか?

1.受動喫煙とは

 受動喫煙とは、自らは喫煙しないにも関わらず、他人のタバコの煙を吸い込まされてしまうことを言います。喫煙を強制されるという意味で「強制喫煙」と呼ぶ人もいます。吸い込むタバコ煙には、前述したように発がん物質を含む4000種類の化学物質が含まれています。タバコ煙を吸い込むと、その成分は吸い込んだ人の体内に吸収されます。

2.受動喫煙の危険性

-受動喫煙による死亡:年間15,000人-

 特に屋内の、タバコ煙がある受動喫煙環境は乳幼児、妊婦はもちろん、健康な人にも大変危険です。他人のタバコ煙を吸わされる受動喫煙によってがん、虚血性心疾患、脳卒中、呼吸器疾患などの健康被害が起こることが明らかにされています。例えば、非喫煙女性の肺腺がんは夫が喫煙しない場合と比べて、夫が喫煙者の場合は103%発生率が増加すると報告されています。受動喫煙により、虚血性心疾患の発生は25%、脳卒中は25%、ぜんそくは21%増加します。その他にも様々な疾患の発生やそれによる死亡が報告されています。
 国立がん研究センターの調べでは、肺がんと心臓病のみに限っても、日本において年間15,000人が死亡していると推計されています。

3.その「大丈夫」は本当に大丈夫なのか?

(1)換気扇、空気清浄機があるから大丈夫?

換気扇の下で喫煙してもタバコの臭いや害を排除することはできません。また、空気清浄機も、タバコの有害物質を除去できないことが取扱説明書に明記されています。

(2)ベランダで吸えば大丈夫?

喫煙後4分弱は、吐く息にもタバコの成分が大量に排出され、その後も微量ながら排出され続けます。また、ベランダでタバコを吸ってもサッシの隙間からタバコの粒子が部屋に入り込むことがわかっています。

(3)加熱式タバコ・電子タバコだから大丈夫?

どちらも通常の紙巻タバコと同様に「有害性」がありますので、健康被害の低減につながらないだけでなく、周囲の人に健康被害を生じさせるリスクもあります。

(4)分煙してる店だから大丈夫

 単純に喫煙する場所を分けただけの分煙は、受動喫煙対策にはなっていません。タバコ煙は同一空間(建物内)を拡散、分散するからです。
FCTC8条履行のためのガイドラインPDF
 よく例えられるのは、人が泳ぐプールの部分と、人は泳がずを尿を出すプールの部分を分けてある例です。実際にはこのようなプールはありませんが、この状態であれば、たとえ空間的に分けてあっても尿が拡散し、プール全体を汚染していくことは容易に理解されますし、たとえ泳ぐ場所であると言われても誰も泳がないことでしょう。

受動喫煙を完全防止するには

完全禁煙しか道はなし!!

参照:①世界保健機関:受動喫煙防止のための政策勧告
②WHOたばこ規制枠組条約第8条の実施のためのガイドライン「たばこ煙にさらされることからの保護」
③空気清浄機の真実を暴露するホームページ
④厚生労働科学研究調査
⑤くまもと禁煙推進フォーラム

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