内臓脂肪ってなに??内臓脂肪が溜まると危険がいっぱい!

内臓脂肪は健康を損なう原因となりますが・・・
なぜ内臓脂肪が悪いのか?
そもそも内臓脂肪ってなに??
からだにある脂肪は、皮下脂肪と内臓脂肪の2つに大別されます。
●皮下脂肪・・・皮下、皮膚のすぐ下につく脂肪。
体温を維持したり、エネルギーを蓄えたり、外からの衝撃から身を
守るクッションの役割を果たします。
●内臓脂肪・・・お腹の周りにつく脂肪。
食事から得たエネルギー源を一時的に合成して蓄えられたもので、
生活活動に使われています。
過剰になると、血液中の中性脂肪として存在し、
生理活性物質のバランスが崩れて、動脈硬化を促進します。
太っていると、内臓脂肪が多いの??
太っているからといって、みんなが内臓脂肪が多いとは限らず、
太っていても内臓脂肪があまりついていない人もいれば、
内臓脂肪も皮下脂肪もついている人もいます。
肥満には、「内臓脂肪型肥満」と「皮下脂肪型肥満」があります。
一般的に「内臓脂肪型肥満」は男性に多いといわれ、内臓脂肪は
加齢とともにつきやすくなります。
対して女性は男性に比べると「皮下脂肪型肥満」タイプが多く、
腰から太ももにかけて皮下脂肪がつきやすいものです。
女性も、過食と運動不足によって「内臓脂肪」が増えて
「お腹ぽっこり」現象が起こります。
皮下脂肪型肥満(洋ナシ型)           
●お腹だけでなくお尻や二の腕、太ももなど全身に脂肪がつくタイプ
内臓脂肪型肥満(リンゴ型)
●腹囲が男性85cm以上、女性が90cm以上、
腹囲がメタボリックシンドロームの診断基準の1つお腹がぽっこりタイプ

BMIと腹囲計測による肥満に状況をみると(下記の図参照)
BMIと腹囲計測による肥満状況(20歳以上)

平成30年国民健康栄養調査報告より

 

平成30年国民健康栄養調査報告より
内臓脂肪型肥満の診断の1つである上半身肥満が疑われる者の割合は、
20歳以上の総数で男性の30.8%、女性の14.9%であった。
また、男性では、30歳以上の役3割に、女性では60歳以上の約2割に上半身肥満の疑いがある。
*参考:内臓脂肪型肥満の基準
BMI25以上で、男性の腹囲(立位へその高さ)85cm、
女性の腹囲(立位へその高さ)90cm以上を上半身肥満の疑いとする。
腹部CT法による内臓脂肪面積100㎠以上(男女とも)を内臓脂肪型肥満と診断する。
腹囲区分別から血中脂質、血圧、血糖のいずれかのリスクを有する状況みると(下記の図参照)
腹囲区分別、血中脂質、血圧、血糖のいずれかのリスクを有する割合(20歳以上)

平成30年国民健康栄養調査報告より

平成30年国民健康栄養調査報告より

 

メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)の診断基準の
1つである腹囲が85cm以上、女性90cm以上の者は、
未満の者に比べ、いずれの年齢階級においても、
メタボリックシンドロームの疑いの判定項目である
血中脂質、血圧、血糖のいずれかのリスクを
2つ以上有する割合が高いことがわかる。
内臓脂肪には様々な病気のリスクが潜んでいる
内臓脂肪の蓄積は「高血糖」「糖尿病」「高血圧」「動脈硬化」などを
引き起こします。また「がんの発症リスク」「認知症の発症リスク」を
高め、「肩こり」「腰痛」「便秘」「頻尿」を引き起こす原因ともなります。
さらには、内臓脂肪が増えると「死亡リスク」が高まるという報告もあります。
主に生活習慣病に関係があるといわれている内臓脂肪・・・
寿命を縮めてしまってはどうしょうもありません。
ご自分のためにも、大切な人のためにも危機感をもって
内臓脂肪を減らしましょう。
内臓脂肪を減らす ➡ 生活習慣の改善 
1に運動 2に食事 しっかり禁煙を
 (参考文献)平成30年国民健康栄養調査・厚生労働省HP・内臓脂肪をおとす最強のメソッド

 

 

 

 
  

 

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