健康保険が適用される禁煙治療だからおトク!
オンライン診療でも受けられるからおトク!
禁煙補助薬の使用で禁煙を継続しやすいからおトク!
厚生労働省の調査によると、習慣的に喫煙している人のうち、4人に1人が「たばこをやめたい」と思っていることがわかっています。“たばこをやめたくても、やめられない”という人は、意志が弱いからではなく「ニコチン依存症」という病気である可能性があります。ニコチンは依存性が強く、たばこを吸い続けていると脳がニコチンへの依存状態となり、自分ひとりで禁煙するのは非常に困難になります。
■健康保険を使って禁煙治療
「やめたくても、やめられない」という方には、禁煙外来での「禁煙治療」をおすすめします。
禁煙外来では、医師があなたの喫煙状況を把握したうえで、禁煙補助薬の処方や治療中のサポートを行うため、禁煙に成功しやすくなります。
また、ニコチン依存症は“治療が必要な病気”であるという認識から、一定の条件を満たせば、健康保険を使って禁煙治療を受けられるようになっています。2020年4月からは、「紙巻たばこ」に加えて、「加熱式たばこ」も禁煙治療の対象になりました。
■健康保険が適用される禁煙治療の条件
□ただちに禁煙しようと考えている
□ニコチン依存症と診断される
□35歳以上の場合は(1日の平均喫煙本数)×(喫煙継続年数)が200以上である
㊟35歳未満の場合は喫煙本数や喫煙年数に関係なく健康保険適用になります。
□禁煙治療を受けることに文書で同意する
□過去1年以内に健康保険で禁煙治療を受けていない
■禁煙治療の一部はオンライン診療もOK
健康保険が適用される標準的な禁煙治療は、12週間に計5回のプログラムです。 禁煙治療は、5回とも通院する「対面診療」のほか、1回目と5回目のみ通院して、2~4回目はスマートフォンやパソコンなどを用いたテレビ電話で「オンライン診療」を受けることも可能です。「オンライン診療」は通院する時間的な負担が減り、特に忙しい働く世代にとっては大きなメリットになります。
■禁煙外来で2人に1人が禁煙に成功している
禁煙治療の計5回のプログラムを終了した人のうち、約5割が禁煙に成功しています。ひとりで禁煙するより、禁煙を継続しやすい「禁煙外来」を利用して、ぜひ禁煙にチャレンジしてみましょう。
健康保険が適用される禁煙治療を受けたいときは、下記のホームページを活用しましょう。
【全国禁煙外来・禁煙クリニック一覧】
全国の「禁煙治療に保険が使える医療機関」の情報が掲載されています。
http://www.nosmoke55.jp/nicotine/clinic.html
※一般社団法人 日本禁煙学会が運営するホームページ