まだまだ暑い日が続いていますが、「夏バテ!」と同じように「秋バテ!」があることはご存知でしょうか?
夏の終わりや季節の変わり目に体調を崩してしまうことはありませんか?
秋バテは、夏の暑さがやわらいだころ、ようやく涼しくなったにもかかわらず、体がだるい、疲れやすい、頭痛、食欲不振などの体調不良が続いている状態をいいます。
秋といえば・・・「食欲の秋」「スポーツの秋」「読書の秋」などこれから秋を楽しむために、早めの「秋バテ!」予防を紹介します。
秋バテの原因は?大きく分けて3つ
★温度差による自律神経の乱れ
私たちの体は体温を保つように調節する機能が備わっています。(自律神経の働き)夏の疲れがたま
っていたり、秋は季節の変わりめで気温差や気圧の変化があるため、体はその温度差に対応しきれず
自律神経が乱れがちになります。体温以外に血液循環や代謝などの機能もコントロールしているので
全身に様々な症状が現れます。。
★冷たいものの食べ過ぎ、飲み過ぎによる内臓の冷え
夏の間は暑いからといって冷たいものばかり摂っていると「内臓の冷え」が起こります。夏の間に内
臓を冷やしていると、秋になっても下痢、便秘、食欲不振、全身の血液の流れが悪くなります。
★水分不足
暑い夏が過ぎると水分補給の意識も薄れがちになります。水分が不足すると血液がドロドロになり、
全身に酸素が届きにくくなり、体調不良を起こしてしまいます。
秋バテを予防するには?
★お風呂は湯船につかる
38~39度のぬるめの湯にゆっくりつかり、体の中から温めましょう。リラックスすることで自律神経
の乱れを整えてくれます。また、血液の巡りもよくなります。
★食事は温かいものを!体を温める食材を選ぶ
内臓が冷えることで免疫力も低下して風邪もひきやすくなります。体を温める食材には、ニラ、ネ
ギ、ショウガ、ニンニク、香辛料などまた、疲れをやわらげる働きのあるビタミンB群を多く含む豚
肉、納豆、色の濃い野菜、きのこなどを積極的に摂りましょう。
冷えた体を温めて、秋バテを予防して心身ともに健やかな日々が送れるように、体を温めるスープを紹介します。
★洋風豚汁
【材料 2人分】
豚肉もも 100g 玉ねぎ 100g かぼちゃ 120g にんじん 30g ぶなしめじ 1/4 ニン
ニク 1/2かけ
味噌 大さじ1 塩・こしょう 少々 パセリみじん切り 大さじ1/2
調味料A(水 400ml コンソメの素 1個) オリーブオイル 小さじ1
【作り方】
1.豚肉は1cm幅に、玉ねぎはスライス、かぼちゃは1cmの角切り、にんじんはいちょう切りに、ぶな
しめじは石づきを取ってほぐす。ニンニクとパセリはみじん切りにする。
2.鍋にオリーブオイルとニンニクを入れて熱し、豚肉と玉ねぎを入れて炒める。豚肉の色が変わっ
たら、かぼちゃ、にんじんを加えてさっと混ぜ合わせ調味料Aを加える。
3.煮立ったらぶなしめじを加えて、アクを取り蓋をして弱火で5分くらい煮込み、味噌、塩、こしょ
うで味を調える。
4.器に盛り、パセリを散らす。
【1人分栄養価】
エネルギー 226Kcal たんぱく質 13.9g 脂質 9.0g 炭水化物 23.8g 食物繊維 4.9g
食塩相当量 2.3g
栄養の豆知識
味噌の栄養について
(多くの栄養素を含む健康食品)
味噌は大豆を主原料としてつくられる、良質な植物性のタンパク質をはじめ、大豆が発酵することに
よって生成されるアミノ酸やビタミンなどを豊富に含む栄養的に優れた食品です。他にも炭水化物、
脂質、カリウム、食物繊維、さらに大豆イソフラボンや大豆レシチン、大豆オリゴ糖など、大豆特有
の成分も含み、数多くの栄養成分がとれる魅力的な食品です。
★大豆オリゴ糖とは・・・・腸内環境を整える効果がある
★大豆レシチンとは・・・・コレステロール値を下げる効果があり、動脈硬化の予防などに働く成分
★大豆イソフラボンとは・・更年期症状の緩和や骨粗しょう症の予防に効果的
(発酵食品としての働き)
味噌に含まれる乳酸菌は腸内環境を整える善玉菌の代表。味噌から乳酸菌をとることで、腸内細菌の
バランスが整い、免疫力のアップや便秘予防、疲労回復効果が期待できる。
免疫力アップ、疲労回復、季節の変わり目の体調不良予防に「朝食に1杯の味噌汁を!」
参照:健康管理能力検定・日本成人病予防協会健康コラム
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