野菜たっぷりの優しい味のヘルシーな豆乳スープ

立春・・・暦のうえでは春の始まり、実際には寒い時期ですが、春が立ち上がりこれから近づいて来ることを意味しています。

まだまだ寒い日が続きますが、体を温めるといえば・・・「スープ」!!

豆乳を使った野菜たっぷりのスープを紹介します。

豆乳は、「畑の肉」と言われる大豆を煮てからすりつぶし、濾したものです。大豆の栄養素を手軽にとれて消化吸収も良いすぐれもので、血中のコレステロール値を下げたり、美肌効果が期待されます。

大豆はたんぱく質が豊富。他の主な栄養成分としては食物繊維、ビタミンB1、ビタミンB、カリウム。また大豆サポニンや大豆イソフラボンが含まれていて、更年期の症状緩和やがん予防効果が期待されています。さまざまな食品に加工され、日々の食生活に利用され、豆腐・味噌・醤油・煮豆・納豆・きな粉・ゆばなどがあります。 

大豆の主な加工品の栄養と効果

  • 大豆に含まれる栄養素が消化しやすい形

 豆腐・・・大豆を煮て絞った豆乳をにがりで固めた豆腐。消化吸収が悪い食物繊維

      はおからのほうに残されているため、大豆より消化吸収が良い食品。主

      な栄養成分は、たんぱく質、不飽和脂肪酸、カルシウム、大豆イソフラ

      ボンを含みます。

  • 不溶性食物繊維とたんぱく質が豊富

 おから・・豆乳を絞った残りですが、水分が減って成分が凝縮された栄養価の高い

      食品。不溶性の食物繊維が豊富で、腸内環境を整えたり腸の蠕動運動を

      促します。

  • 大豆が持つ栄養素が発酵によってパワーアップ

 納豆・・・発酵を通じて、大豆の栄養素が消化吸収されやすくなったり新たな栄養

      成分が加わったりしているのが特徴。たんぱく質が含まれるほか不飽和

      脂肪酸や食物繊維も多く、便秘予防や美肌効果も期待できる食品です。

      納豆のねばねば部分に含まれる、酵素のナットウキナーゼは、血管内に

      できる血栓を予防する働きがあります。また、微生物由来のビタミンK 

      も豊富で、これには血液が固まるのをコントロールする働きがあります。

  • 大豆の栄養成分が微生物の力で吸収・利用しやすい

 味噌・・・蒸した大豆と米、麦などの穀物に麹と塩を加えて作る発酵食品です。主

      な栄養成分は、たんぱく質、ビタミンE、ビタミンB2、ナトリウムを含

      みます。大豆ペプチドなどが、発酵を経て大豆より吸収されやすくなっ

      ています。ただし食塩の摂取量には注意。

      赤味噌は大豆由来の栄養素が多く、ペプチドやメラノイジンは抗酸化作

      用があり、代謝を上げます。

      白味噌に含まれるGABAは、脳の興奮を抑える神経伝達物質。ストレス

      軽減や安眠などの効果が期待されます。

野菜たっぷりの豆乳スープ

材料(2人分)

ベーコン     3枚

白菜       160g

しめじ      1/4房

ブロッコリー  100g

玉ねぎ           80g

コーン(冷凍) 大さじ1

水       1/4カップ

顆粒鶏ガラスープ  小さじ1

豆乳(調整豆乳)1.5カップ

塩、こしょう   少々

 

作り方

1.白菜とベーコンは食べやすい大きさに切る。しめじは石づきを取って小房に分け

  る。玉ねぎは縦半分に切り薄切りにする。ブロッコリーは小房に分けて茹で、ザ

  ルにあげさましておく。

2.鍋に水と鶏ガラスープを入れ、白菜とベーコン、しめじ、玉ねぎを入れる。蓋を

  して熱し、白菜から水分が出てしんなりしてきたら、豆乳とブロッコリー、コー

  ンを加えて、煮立たせないように温める。

3.塩、こしょうで味をととのえ、煮立つ前に火を止める。

【栄養価 1人分】

エネルギー 218Kcal たんぱく質 15.3g 脂質 10.2g 炭水化物 19.4g

食物繊維 5.2g 食塩相当量 2.2g

 

参考:食材を知ろう大豆編ー農林水産省 

   かしこく摂って健康になる暮らしに役立つ栄養学

   七訂日本食品成分表2020年 クックパッド

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